乳酸が脂肪燃焼しにくくさせてる?
運動で体脂肪が減っていく
運動を始めて20分を過ぎた頃から
主なエネルギーがブドウ糖から脂肪に変わり始めます。
脂肪細胞の中にたまっている体脂肪が脂肪酸の形で血液中に出ます。
この脂肪酸が筋肉の中に取り込まれて燃えてエネルギーとなることで
体脂肪が減っていきます。
ポイントはここ!
運動→負荷を掛ければいい!ということではない!
ダイエットに効果的な運動は、乳酸を溜めにくくし
脂肪燃焼を促す運動を行いましょう。
運動中に溜まる乳酸?
運動、トレーニングのあとに
筋肉の中にたまった疲労物質の乳酸を取り除いておかないと、
乳酸が邪魔をして脂肪が分解されにくくなります。
脂肪が分解されないとエネルギーが足りなくなるので、
代わり体内のブドウ糖を分解して使うようになります。
血液中の脂肪酸は充分には使われずに、
余分なものとして再び脂肪細胞へと戻ります。
脂肪が燃えるはずの運動をしても脂肪が減りにくい、
痩せにくいということが起きてきます。
乳酸を出さないための有酸素運動
脂肪燃焼には酸素が必要です。
有酸素運動が効果があるといわれるのもそのためです。
乳酸は最大酸素摂取量80%を超えると急激に増えると言われています。
50~60%くらいの負荷をかけることにより効率よく
脂肪燃焼を促します。
乳酸を出さないために運動前に目標心拍数を定める
「最大心拍数の計算」
220-年齢=最大心拍数
「目標心拍数の計算」
((220-年齢)-安静時心拍数/分)×運動強度+安静時心拍数/分=目標心拍数
運動強度
運動を全くしない人…40%
脂肪燃焼を目的とした人…50~60%
運動に慣れている人…60~70%
※強度を上げすぎると無酸素運動の領域になっていきます。
まずはこちらの計算をしていきましょう!
乳酸を分解して脂肪燃焼を促進
乳酸をしっかり分解するために、
筋肉を休める日を作ったり、ぬるま湯での入浴、
睡眠をしっかりとるなどといったことと併せて
柑橘類(レモンなど)、黒酢、梅などに含まれている
クエン酸を多く摂っておくと脂肪燃焼を進めやすくなります。
乳酸は要らないもの?
乳酸は疲労物質だとされてきましたが、
近年では乳酸が悪影響を及ぼすものだという
認識が変わってきています。
そもそも、乳酸としての働きは
脳神経の重要なエネルギー源となるものです。
筋肉にとっては、筋繊維を損傷したり、
筋肉の硬化を招くと言われていますが、
人が生きていく上では欠かせない
エネルギー源です。